Red Hat Enterprise Linux 8 に GNOME と XRDP をインストールしてみた。

Red Hat Enterprise Linux 8 に GNOME と XRDP をインストールしてみた。

Clock Icon2023.11.07

概要

GNOME (GNU Network Object Model Environment) は、Linux ベースのシステムで広く使用されているデスクトップ環境です。 Linux ベースのシステムにグラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) を提供します。

XRDP はリモート デスクトップ プロトコル (RDP) のオープンソース実装であり、Linux システムへのリモート デスクトップ接続を可能にするために使用されます。

この記事では、Red Hat Enterprise Linux 8 にGNOME デスクトップ環境と XRDP をインストールしてみました。

やってみた

前提条件

  • Red Hat Enterprise Linux 8 インスタンスを作成しておきます。
  • インスタンスのセキュリティグループに RDP インバウンドルールを追加しておきます。
  • この記事では、AWS Systems Manager Session Manager を使用してインスタンスに接続します。Red Hat Enterprise Linux には SSM エージェントがプリインストールされていないため、SSM エージェントをインストールしておきます。都合に応じて SSH 経由でインスタンスに接続できます。

GNOME をインストールする

  • AWS Systems Manager Session Manager でインスタンスに接続します。
  • 次のコマンドを使用して、インスタンス上のすべてのパッケージをアップデートしておきます。
sudo dnf update -y

 

  • 以下のコマンドを実行して、GNOME デスクトップ環境と関連ソフトウェアをインストールしておきます。

sudo dnf groupinstall "Server with GUI" -y

 

  • インストールが完了したら、デフォルトのターゲットをグラフィカルに設定しておきます。
sudo systemctl set-default graphical.target

 

  • インスタンスを再起動して変更を適用します。
sudo reboot

 

XRDP をインストールする

  • XRDP をインストールする前に、EPEL リポジトリを有効にする必要があります。これは、EPEL リポジトリがデフォルトの RHEL リポジトリに含まれていない追加パッケージを提供するためです。
  • 次のコマンドを実行して EPEL リポジトリを有効にしておきます。
sudo dnf -y install https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-8.noarch.rpm

 

  • XRDP パッケージをインストールしておきます。
sudo dnf install xrdp -y

 

  • 次のコマンドを使用して XRDP を開始し、有効にします。
sudo systemctl start xrdp
sudo systemctl enable xrdp

 

確認する

  • 次の詳細を指定して RDP を使用して RHEL インスタンスに接続します。
    • PC名 : インスタンスのパブリック IP アドレス。
    • ユーザー名 : ec2-user
    • パスワード : インスタンスに設定したパスワードを使用します。

 

  • 上記の詳細を入力すると、RDP 経由でインスタンスに接続できるようになります。

 

まとめ

Red Hat Enterprise Linux 8にGNOME デスクトップ環境と XRDP をインストールしてみました。GNOME と XRDP を使用すると、GUI を通じて Linux ベースのインスタンスに簡単に接続できます。

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